① エッジング加工
					  専用の機械や工具を用いて、表面に凹凸を作る工法で
					  す。
					  見た目の変化が大きく、手触りもざらついたものにな
					  ります。また、表面の凸部が摩耗すると防滑効果が低
					  下します。
					  
					  代表的な工法に、ジェット・バーナー工法やサンド・
					  ブラスト工法などがあります。
			
			
				② コーティング加工
					  塗料などを塗り、床材表面に塗膜を作る工法です。
					  主に屋内で採用されますが、屋外で使用できるものも
					  あります。
					  コーティングの種類等により、効果の差があります。
				  代表的なものに、滑り止めワックスやアクリル・シリ
						  コン樹脂コーティングなどがあります。
						
						  ※弊社はUVコーティングを施工しています。
			 
			
			
				③ 貼り付け加工
					  滑り止めテープや滑り止めシールを床材に直接貼り付
					  ける工法です。
					  階段など狭い範囲の場所に採用されます。
			
			
				④ 防滑改修加工
					  特殊な薬剤を用いて、化学反応で床材表面を物理的変
					  化(表面にミクロの凹穴を作ります)させる工法です。
					  床材表面が水に濡れたとき、特に効果を発揮します。
			
				現在、代表的な滑り止め加工には以下のような4つのものがあります。
					それぞれに長所や短所がありますので、滑り止め加工を検討される際は参考にして下さい。
			
				◎それぞれの長所と短所
			
				
					
						| 加工法 | 耐久性 | 防汚性 | 景観性 | 防滑効果 | コスト (施工面積による)
 | 
					
						| エッジング加工 | やや高い | 低い | 損ねる | 高い | 高い (平均6,000円)
 | 
					
						| コーティング加工 | 様々 | 普通 | 様々 | 様々 | やや高い (平均5,500円)
 | 
					
						| 貼り付け加工 | やや低い | 非常に低い | 損ねる | やや高い | 安い (平均4,000円)
 | 
					
						| 防滑改修加工 | 高い | 高い | 損ねない | 高い(湿潤時) | 高い (平均6,000円)
 | 
				
			 
			
				◎お客様にとって最適な滑り止め加工は?
					 《これらの工法の中であなたに最も有効な手段はどれでしょうか》
			
				① エッジング加工
					  滑り止めの効果は高いのですが、表面が凹凸になるため汚れが付着しやすくなりま
					  す。基本的に毎日清掃を行うか、定期的に専門の清掃業者を入れることが最低条件
					  となります。床の美観は著しく変化しますので、施工前にサンプルで確認するなど
					  して、建物全体との調和をよく検討することをお勧めいたします。
					  また、単に床材の表面に凹凸をつける加工では、高齢者等に多く見られる「摺り足
					  歩行」の妨げになる場合が多く、つまずき等の原因になる場合もあります。
			
				② コーティング加工
					  コーティング材の種類によって、防滑効果や持続性は様々です。また、性能は膜厚
					  や床面との相性・骨材の摩耗性などに左右されるところが大きく、一概に評価が出
					  来ないものでもあります。
					  専用のメンテナンスが必要になったり、定期的な塗布が必要な場合もあります。
					  使用するコーティング材により、美観の変化は様々ですが、最近では透明の樹脂の
					  中に珪砂やガラス片等の骨材を混ぜたものもあり、美観を損ねにくいものも開発さ
					  れています。
					  問題点としては、骨材の摩耗による防滑効果の低下・塗り替えの際の剥離作業の困
					  難性(剥離作業に費用がかかる)・床材からの剥がれ等が挙げられます。
					
					  ※弊社が施工している「UVコーティング」はリコートが可能です。
			
				③ 貼り付け加工
					  現時点で、コストパフォーマンス的にはかなり有効な手段の一つと言えます。即効
					  性もあり、滑り止めを施していることが一目瞭然であるため、利用者様へのアピー
					  ル効果も期待できます。(特に階段の段鼻等、床材の縁部分を目立たせて注意を促
					  す効果に優れています。)
					  ここに挙げている加工法の中では、最も汚れが付着しやすい加工法ではあります
					  が、ご自身(自社内スタッフ等)でのメンテナンスが可能であり、材料費が安いた
					  め、張り替え費用も抑えることが出来ます。(施工はご自身でも行えますが、専門
					  業者に依頼した方が無難です。もちろんコストはかかりますが・・・)
					  ただし、耐久性が悪く手間がかかり、美観を損ねるという点においては難がありま
					  す。
			
				④ 防滑改修加工
					  ここに挙げた中では床材の表面の美観の変化が一番少ない加工法です。効果の持続
					  性も最も優れています。
					  適度な清掃が必要なのは他の工法と同様ですが、防滑改修の場合は清掃により
					  「防滑効果が復活する」という点に大きな違いがあります。もちろん、他の加工と
					  同様に、床材の摩耗や風化により、防滑効果は徐々に低下はしますが、凸部で滑り
					  を抑制している一般的な防滑加工より持続性が高いのは確かです。
					  メンテナンスに関しましても、水洗い等通常の清掃で効果を維持できます。(浴室
					  や厨房の場合はその場に応じたメンテナンスが必要になりますが、メンテナンス方
					  法等に関して適正なアドバイスをさせて頂きます。)
			
				いかがでしたでしょうか。あなたにぴったりの滑り止めはありましたか?
					防滑工事は決して安価なものではありませんし、建物の安全性や美観などを左右する重要な工事でもあります。
					安全性なのか?デザイン性なのか?持続性なのか?コストなのか?
					「この施設(建物)に最も重要なものは何なのか?」を十分にご検討され、あなたに最も適した滑り止めを選んで下さい。
					そのために、このサイトが少しでも皆様のお力になれれば幸いです。
				     お問い合わせページはこちらから
			 
			
			
			
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