日本住環境では、床面の安全維持のため、防滑改修施工後に、定期点検(要交通費等)を実施しております。
また、メンテナンス方法や使用洗剤等についてのご相談は随時お受けしておりますので、お気軽にお尋ね下さい。
※ご希望により、メンテナンス洗剤もご用意しております。
防滑改修施工をされた場合、特別価格でご提供しておりますので、価格等について
お気軽にお問い合わせ下さい。(市販のものに比べてかなりお得です。)
防滑改修を施した床は、新品同様の状態を取り戻します。滑りの原因となる汚れを定期的に落とすことで、より長く安全で衛生的な状態を保つことができます。
以下のメンテナンス方法を参考にして、安全で清潔な床面を維持して下さい。
①施工場所が外部の場合
基本的には、通常行っている清掃を実施して頂ければ問題ありません。
ただし、汚れの種類によっては専用のメンテナンスが必要になりますので、以下で説
明いたします。
A ほこり(黄砂)や泥(赤土)等が激しい場合
黄砂等の砂やほこりが激しく、積もってるような状況ですと、床面と足(靴)の
間にほこりの層が出来て、それがすべりの原因になります。
流水等でほこりを除去して下さい。水を流すだけでは除去できない場合は、硬め
のブラシ(デッキブラシ等)でこすりながら洗い流して下さい。
B ジュース等がこぼれた場合
水を流しながら、硬めのブラシ(デッキブラシ等)でこすり洗いをして下さい。
汚れがひどい場合は家庭用の中性洗剤を薄めて洗浄して下さい。
注)洗剤を用いた場合は、洗剤成分が床面に残らないように洗い流して下さい。
C 自動車のオイル等がこぼれた場合
鉱物油を洗浄出来る能力がある洗剤(一般的には弱酸性のものが多い)を用いて
硬めのブラシ(デッキブラシ等)でこすり洗いをして下さい。
注)洗剤を用いた場合は、洗剤成分が床面に残らないように洗い流して下さい。
② 施工場所が浴室(浴場)の場合
浴室の床は汚れが溜まりやすいので、注意が必要です。
浴室での主な汚れは、体脂肪・石けんやシャンプーなどのカス・残留塩素・温泉成
分等です。
入浴される人数にもよりますが、基本的には毎日の洗浄が必要になります。
A 体脂肪・シャンプー及び石けんカス等の除去
動植物油を洗浄できる能力がある洗剤(一般的にはアルカリ性のものが多い)を
用いて、硬めのブラシ(デッキブラシ等)で毎日こすり洗いをして下さい。
注)洗剤成分が床面に残らないように洗い流して下さい。
B 残留塩素・温泉成分等の除去
使用頻度にもよりますが、半月から2ヶ月に1回スケール等用の専用洗剤で洗浄
を行って下さい。洗浄方法は硬めのブラシ(デッキブラシ等)によるこすり洗い
が有効です。
注)洗剤成分が床面に残らないように洗い流して下さい。
③ 施工場所が厨房等の場合
厨房等は常時油脂を使用しているので、床面が激しく汚れがちです。
厨房等での主な汚れは、肉や魚の油・調理油・調味料等です。
動植物油を洗浄できる能力がある洗剤(一般的にはアルカリ性のものが多い)を用
いて、硬めのブラシ(デッキブラシ等)で毎日こすり洗いをして下さい。
注)洗剤成分が床面に残らないように洗い流して下さい。
◎参考に主な洗剤の種類及び用途をご説明いたします。
●洗剤の種類(一般的なもので、全ての洗剤に該当するものではありません)
洗剤の種類 | 用途 |
アルカリ性 | 動植物油系(体脂肪・調理油等)の汚れや、カビ・コケ等の除去 浴室・プールサイド・厨房等 |
酸性 | 残留塩素・カルシウム・鉄分・温泉成分等の除去 主に浴室 |
中性の有機系 | アルカリ性洗剤で落ちにくい、汚れやヌメリの除去 浴室・プールサイド・厨房等 |
弱酸性 | 鉱物油系(排気ガスや機械油等)の除去 主に外部(玄関・エントランス・アプローチ等) |
●効果的な洗剤の使用方法
① 希釈倍率を守る
「濃い洗剤=よく落ちる」とは限りません。洗剤には、その汚れに対する、適正倍
率があります。濃すぎたり薄すぎたりすると逆効果になります。
② すぐに流さない
洗剤を塗ってからすぐにこすらずに、数分(5〜15分)待ちましょう。汚れが浮
かび上げってからこするのが効果的です。
注)大理石等の天然石材の場合はシミになる場合がありますので、目立たないとこ
ろで試してから行って下さい。
③ よく洗い流す
流水で泡を流すだけでは不十分です。洗剤成分が残り、かえって汚れが付着する原
因になります。ブラシ等でこすりながら流水でよく洗い流すのがコツです。
ご参考になりましたでしょうか?
今後とも、皆様の施設のメンテナンスのお役に立てるよう努力して参りますので、よろしくお願いいたします。